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 肉鰭類

  (原文:国立科学博物館 科博) 

 

 

 肉鰭類にはハイギョ亜綱とシーラカンスを含む総鰭亜綱、ならびに四肢動物亜綱が含まれる。ハイギョ類とシーラカンス類は古生代デボン紀の約3億8千万年前の地層から化石が発見されている。当時は両者の形がよく似ていた。肉鰭類の特徴は、胸鰭や腹鰭などを支持する柄の部分が一連の骨とそれらを動かす筋肉からなっていることである。基本的に胸鰭は進化して四肢動物の前肢となり、腹鰭は後肢となった。またハイギョ類とシーラカンス類の大きな違いはその歯にある。ハイギョ類では歯は癒合して歯板を形成し、表面に放射状の隆起縁がある。シーラカンス類の歯は癒合せず、一本ずつに分かれている。肉鰭類には肺があり、デボン紀に周辺が広く湿原であった大陸の縁辺で進化したと考えられている。

 

アクセルロディクチュス Axelrodichthys araripensis/肉鰭綱、シーラカンス目/白亜紀/ブラジル

 

 

マウソニア Mawsonia sp./肉鰭綱、シーラカンス目/白亜紀/モロッコ

(標本:国立科学博物館 科博)