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 レプティクティディウム

  (原文:国立科学博物館 科博) 

 

 

学名:Leptictidium nasutum

分類:レプティクティス目、レプティクティス科

時代:始新世中期〜後期

分布:ヨーロッパ

大きさ:頭胴長約25〜40cm

 

 中生代の白亜紀前期に有袋類と有胎盤類が分化したが、初期の有胎盤類はいずれも食虫性であった。最近の研究で、それらのいくつかが独立の目を作ることになり、そのひとつがレプティクティス目で、レプティクティディウムは新生代まで生きのびた最後の生き残りである。歯は原始的な有胎盤類に似る一方、歩行・移動様式に特殊化が見られる。ひじょうに長い尾、ひじょうに短い前肢、長い後肢からはトビネズミのような跳躍による移動が考えられるが、骨盤と後肢の構造からは後肢による二足歩行が推定される。胃の内容物が残っている化石から、小型の爬虫類や哺乳類、昆虫をエサとしたことが明らかである。

 

(標本:国立科学博物館 科博)