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(原文:国立科学博物館 科博)
学名:Kopidodon macrognathus 分類:パントレステス目、パロキシクラエヌス科 時代:始新世中期 分布:ヨーロッパ 大きさ:頭胴長約60cm
パントレステス類は真の食虫類ではないが、食虫性〜雑食性の多様な原始的な哺乳類を含むグループである。コピドドンはその分類上の位置がはっきりしなかったが、最近はパントレステス目に含められている。コピドドンの前肢はたいへん動きやすい形になっており、前足、後足とも長い指に大きなカギ爪をもち、長い尾は全長のおよそ半分にも達し、さらに他のなかまとは異って、植物食を示す歯を持つことなどから、樹上性の生活をし、軟らかい木の実や葉を食べていたと考えられている。
(標本:国立科学博物館 科博) |